茶屋街で国の重要伝統的建造物群保存地域に指定されているのは、京都の祇園新橋と"ひがし茶屋街"だけ。
街には一番丁~三番丁の3つの通りがあります。様々な情報誌等で見られる風景は、二番丁のメイン通りなのです。
そして、浅野川左岸に"紅殻格子"の家並みが続き、料亭などが立ち並ぶ。それが"主計町"(かずえまち)。
主計町を散策していると、どこからともなく三味線の音が聞こえてくることがあるそうです。
尾張町の久保市乙剣宮(くぼいちおとつるぎぐう)の境内から主計町へ通じる、薄暗い石段の坂は"暗がり坂"と呼ばれています。
次に藩政時代からの歴史をもつ"にし茶屋街"。金沢市西茶屋資料館もあり、観光ボランティアガイドさんが無料で案内してくれます。藩政時代の藩士の屋敷が並び、その武家屋敷の土門や門構えは400年余りの時を経ているそうです。近くには用水が流れ、とても静かな町並み、それが"長町武家屋敷跡"です。
以上の5つの観光名所をそぞろ歩きしながら、路線バスに乗りながら、城下町金沢を満喫してみませんか。)
JRバスなら東長江行き、才田行き、森本駅行き、福光駅行き等、どれに乗ってもOK(金沢駅東口4番のりば)。
まずは「橋場町」で下車。
右手の大きな櫓(やぐら)が目印。 橋場町バス停は浅野川大橋を渡る手前なので、そのすぐ左横がもう主計町の入口。
主計町→中の橋方面へ川沿いに散策。
中の橋にたどり着く手前で、左手に久保市乙剣宮へ通じる暗がり坂があります。
橋場町バス停の向いにある櫓
浅野川左岸にある主計町(かずえまち)
バスを降りた「橋場町」へ戻り、浅野川大橋を渡り(国道159号沿い)、今度は右手の東山観光駐車場方向へ。そこはひがし茶屋街の入口です。ここはぜひともゆっくりご覧いただきたいところです。茶屋や名産品のお店等が軒を連ねています。
ひがし茶屋街二番丁
「橋場町」金沢駅行きバス停は、ひがし茶屋街から国道159号線に出たらすぐにあります。そこからどれでもJRバス「金沢駅行き」に乗って「武蔵ヶ辻」で下車。
そこは近江町市場の入口。近江町市場内には、寿司、海鮮丼を味わえる飲食店があります。
新鮮な魚介類をお楽しみいただけます。
食事の後は近江町市場で新鮮食材のお買いものはいかがですか?
威勢のいい金沢弁の呼び込む声が飛び交う活気あふれる名物市場。
約170店もの鮮魚、野菜、精肉店等がひしめいています。
あまり欲張っちゃうと荷物が増えて大変かもしれません。
近江町市場とふらっとバス
今度は金沢ふらっとバス「長町ルート」のバスを待ってみましょう。「武蔵ヶ辻」に15分おきにやってくる小さなおしゃれなデザインのバス。そのバスに乗って、にし茶屋街へ行ってみましょう。
ふらっとバス長町ルート
バス停の数にして「武蔵ヶ辻」から15番目の「にし茶屋街」。27分の運転時間ですが、市内の景観をゆっくりお楽しみいただけます。これだけたっぷり乗っても運賃はたったの100円!それはさておき、藩政の時代からの歴史をもつ「にし茶屋街」。文豪・島田清次郎氏が育った茶屋街として知られ、その島田氏を記念した金沢市西茶屋資料館(入館無料)もあります。ちなみにその400m位北方向には、室生犀星記念館(入館料300円)があります。
にし茶屋街
にし茶屋街バス停から、もう一度ふらっとバスに乗って、今度は4つ目(7分・100円)。「長町武家屋敷跡」で降りてみてください。そこは悠久の歴史を感じさせる土塀、土門と、T字、L字形に入り組んだ路地は、ここが城下町であることを色濃く表す証し。繁華街のすぐ裏手にある事が信じられないほど、静かな街並みです。平成23年4月8日から、「香林坊」「広坂」「兼六園下」を、名金線、才田線等のバスが停車するようになりました。 長町武家屋敷から街の中心「香林坊」まで散策されれば、金沢駅まで乗換えなしでご利用いただけます。「香林坊」金沢駅行き時刻表はこちら。
長町武家屋敷跡
【お断り】
JRバス名金線の詳しいことは、
西日本ジェイアールバス 金沢営業所 電話 076-231-1783(9:00~17:00)まで